
<アートのある団地>は茨城県取手市で展開している取手アートプロジェクト(TAP)のコアプロジェクトで、宮田篤+笹萌恵でパートナーアーティストとして参加しています。現在は取手市井野団地で展開されており、そこでの拠点「いこいーの+Tappino」に行ってきました。

きょうはウィリアムさん企画<「団地の外の声を聞く」番外編|井野団地を”団地マニア”と散歩>でした。ゲストは団地愛好家の女池和宏さん。お話を伺いながら井野団地を回ります。なかよしのふたりにちくちくマントをつけてもらいました。ふたりの並び方によって「こい」になったり「いこ」になったりします。

途中、ちょうど今日が3月11日で震災から1年ということもあり、昨年つくった「しだれざくら」の糸をほどいて汚れを落として縫い直したものを、同じところにかけてみました。2本あった旗の再生できそうなところを使っているのでいつものようにペアではないですが、屋外でのちくちくは長いスパンだとこういう取り組みもできそうです。

「逆さ団地」は団地マニアにはたまらないそうです。決して「水はけが悪いとは言わない」そうですが、かつてこういう場所を「くぼみ」と呼んでた方もいらしたので、呼び名がいろいろあるのが面白かったです。

散歩が終わったあとで「しだれざくら」を調整していると、5街区にお住まいのかたから話しかけられ、そのまま散歩第2弾も宮田篤+笹萌恵でしてみました。5街区には「かわづざくら」が1本だけあるらしいので案内して頂く。

これはいこいーののボランティアさんのための「ちくちく名札」です。出来あがったものにお手紙を添えてお送りしています。1枚は身につけていただき、もう1枚はいこいーのに飾られます。ゆくゆくはスタッフさん以外にも制作してゆきたいです。

「着れるハウスちゃん」はいろんな方に着て頂いたあと、ここに落ち着きました。きょうは「やすえさんハウスさん」「ゆきちゃんのお母さんハウスさん」「奥村さんハウスさん」「こうちゃんハウスちゃん」などが誕生しました。「体の調子が悪いハウスちゃんに、ウィリアムさんが中に入ってホーメイでマッサージする話」も考えました。
つぎはまた28日にうかがいます。