12月1日 【ワークスペース】加藤 巧/ 美術家

加藤 巧 (27/男) 美術家


①ワーク/スペースA…現在のアトリエや仕事場所について、またそれにいたるまでのこと


奈良の自宅兼アトリエで制作しています。学生のときは大阪に住んでいて、単車でよく奈良のほうへ行きました。
そのときから奈良の雰囲気にシンパシーを感じていて、卒業を機に移り住みました。
それまでは岐阜の実家→スコットランドのグラスゴー→名古屋のアパート→大阪の大学、が制作の場所でした。


②ワーク/スペースB…現在の制作・表現・研究などの手法、またそれを選ぶまでのこと


高校生のときに絵を描き始めました。絵をずっと描いていましたが、学生のときにたくさんの他ジャンルの制作に触れました。そのときにキャンバスと絵の具を限定して制作する絵画制作のしかたに対して考えうることが限られるんじゃないかと思い、彫刻学科の総合素材コースというところへ行きました。いろんな素材に触れましたが、そのころに膠や石膏などを使って絵画の支持体をつくったり、顔料から糊を調合して絵の具を作る古典技法を学びました。そのとき、素材を組みかえることからもういちど絵画を考えられると思いました。現在の制作はもうすこし簡単になって、何かに何かをくっつけることが基本になっています。


③ワークス/ペース…作品・道具・プロセスなどから規定されるものはありますか?


材料を適切な方法・配分・タイミングで扱わないと、さまざまなトラブルがあらわれます。たとえば、梅雨や真夏に卵テンペラをするとすぐに腐ってしまうし、真夏や真冬に膠を扱うと、亀裂などが起こることもあります。そういったことから、作品の作り方は材料や季節などによって大きく左右されています。

逆に季節や素材から作る作品が決まることもあります。そういった意味では、自分の本来持っているペースと、季節や材料が持っているペースが一致するように意識しながら制作をしています。


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お知らせなどありましたら教えて下さい



トークが12/3にあります。






加藤巧個展「ワークスペース」12月01日(木) - 2011年12月18日(日)
http://www.youkobo.co.jp/exhibition_events/2011/11/post-195.html

by ochakann | 2011-12-01 02:10 | ワークスペースインタビュー集

【ちくちく地区:井野団地/宮田篤+笹萌恵】(取手アートプロジェクト/茨城)


by ochakann