10月12日 KAVCのことをTAPにいかす

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思い出すのに時間がかからないうちに、神戸アートビレッジセンター(KAVC)での「道の草 公園の壁」のことを書いておこうと思います。これから、とりあえず3月くらいまでは取手アートプロジェクト(TAP)で「ちくちく地区」などを展開する予定なので、ここでできたことをもう少し深めていけたらいいなぁ。


○KAVCのしくみのこと
「①ギャラリーから、②1ルームを通って、③窓ガラス越しに④外まで」が段階を経て、美術と新開地5丁目をつなげている、あるいはつながる要素があるのかなぁ、と思いました。美術と地域とまで言ってしまうと捉まえてしまうイメージが多いかもしれないけど、少なくとも、物理的に、5丁目あたりとまではつながっていて、ちくちく地区の旗や、水野くんのシルクスクリーン越しになじんでいるおじさんたちが会期中にはよくみられました。今回は①→④というアプローチだったけど、④→①ということも考えられるのかなぁと思いました。それか、その両方があるといいんだろうなぁ。これに気づくのはちょっと遅かった。

○展示のこと
作家たちがなんとなく見過ごしてしまうものから作品のきっかけをみつけたように、お客さんにとっても、壁の隙間などから、ふと見える片方の作品をなんとなく見過ごしてしまったり、見過ごさなかったりするような展示になっていたのかなぁ、と思いました。作家同士の共通点や特性みたいなものから、展示自体の構成を見つけられたような気がするので、この経験は良い方に生かしてゆきたいです。

○はなすことはなさないこと
展覧会のインタビューや議事録などで、いろいろしゃべったあと、それを大体の文章にまとめてもらって、またそれに加筆修正するということを何度かしましたが面白い体験でした。話し言葉を書き言葉で補足していくと(どちらかだけというのはあったけど)、今までより自分のことをまとめられたような気がしました。そうすると今度は誰かにインタビューしてみたくなりました。ぼくにインタビューされてもいい方いませんかね。

インタビュー
http://kavc.or.jp/art/1floor/11/?p=727

また、会期中には1foor2008参加作家の吉田周平さんとか、アーティストトークでは伊藤存さん青木陵子さんとお話ししたのだけど、それまでどうも伝わりにくかった、作品の構造的なところについてすんなり話が出来たような気がしています。ひとつにはインタビューのおかげで自分のはなしがまとまっていたということと、もうひとつはいわゆる先輩作家でもあり相手の方に伝わる素地があったのだと思いました。少なくとも自分だけの感覚ではないということがわかったのはとてもいいことでした。

○サポーターさんとのこと
広島現美の森林レンジャーさんに続き、今回もサポーターさんにいろいろと助けて頂きました。アンケートの裏面に、KAVCが聞きたい事とは関係ない事を書く「よぶん帖」を考えられたのもサポーターさんのひとことのおかげだし、ちくちく地区のたくさんの「ええとこ」も、サポーターさんやスタッフさんにけっこう縫ってもらいました。なかなか神戸でお会いできなかったのだけど、こういう関係からもなにかできるかもしれないと思いました。
by ochakann | 2011-10-12 17:31 | アートのある団地/TAP

【ちくちく地区:井野団地/宮田篤+笹萌恵】(取手アートプロジェクト/茨城)


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