8月23日 遠藤俊治+宮田篤 微分漫画「きょうちくとう」完結

広島市現代美術館での微分漫画連載も、遠藤俊治の4ページで完結です。毎週4ぺ−ジずつ、8回の連載で、計32ページのマンガができました。今回、普段はもっとラフな感じで原稿を書くのですが、遠藤の原稿にあわせて、いつもよりしっかりと書き込んでみました。でも登場人物がどうしてもいつものおまんじゅう顔になってしまうので、遠藤の雰囲気に近づけるのがたいへんだった。

マンガの内容は、知らず知らずのうちに広島に関わる内容になっていました。主人公の女の子はいつのまにか広島から名古屋に出てきたことになっていたり、広島の木「きょうちくとう」でおなかをこわしたことがあったり、広島カープの応援をしに、男の子と市民球場にいってチューされちゃったりもしています。

微分帖はページが増えるごとに、書き手の意図とちがうところが拾われて膨らんで行くことが多いのですが、マンガでもそんなところがつくっていて面白く、遠藤マンガでしかできないような展開もあり新しい体験が出来ました。微分漫画、またどこかでやってみたいです。今度は3人でやったらどうなるかな。
by ochakann | 2010-08-28 02:38 | ことばの森/広島市現代美術館

【ちくちく地区:井野団地/宮田篤+笹萌恵】(取手アートプロジェクト/茨城)


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