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野村誠+宮田篤の「らくがっき」第三弾です。16曲目のさっきょく歌 フルートができました。金管楽器はトロンボーン、ホルンに次いでみっつめです。
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さっきょく歌 フルート

棒が一本あったとさ
眼鏡を買ったらパーキング割引

朝ご飯は枝豆といんげん
お昼は豆もやし
おやつはレーズン
晩ご飯は目玉焼きとアスパラガス

帽子を置いてお箸で食べましょ
フルートのできあがり
by ochakann | 2010-08-25 12:00 | らくがっき/えずこホール
きのうのさっきょく歌で、15種類の楽器が簡単にかけるようになりました。らくがっきなら5才くらいの子もピアノやギターやタンバリンが描けるし、80才でもかけることがわかりました。

らくがっきに限らずですが、ぼくは美術家とかアーティストと名乗って「だじゃれ(気づかなかったつながり)を思いついて(見つけて)、一体それはなんだろう?と考えること」をしているという気がしました。それが展覧会と呼ばれたり、絵になったり、ワークショップになったりしているようです。

そしてどうもえずこホールはそういうことを考えるのにもってこいのようです。えずこの楽屋にいるとまんがも描きたくなります。ワークショップに参加した方から色んなことを教えてもらえます。野村誠さんによると「ここまでのことが実現しているホールは、日本全国探しても、まだ見たことが」ないとのことなので、大変なホールで好きなことができたことがとてもうれしいです。

そして、このえずこホールと一緒にいろんなプロジェクトを考えてきた野村さんに連れてきてもらって、一緒に遊んでくれたので、大船に乗った気分でたくさんのことを気づかせてもらえたと思っています。

野村誠の作曲日記
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/

きのうの村田児童館でのらくがっきの最後に、「野村さんのけんハモとやぶくみこさんのダルブッカのセッション+宮田篤と児童館の子どものらくがきセッション」をしたのですが、そのときに、絵の中の人に「らくがっきで描いた楽器」をもたせると、「すごく演奏が出来る感じになる」ということに気づきました。

なのでとなりでらくがきを描いていた(「らくがっき」が最後「らくがき」で締まるのも良かった)子どもの似顔絵に「らくがっきけんハモ」を持たせたり、のぞみ先生に「らくがっきギター」を持たせたりしてあそびました。その後「マンドリンが弾ける日高さん」や、「尺八奏者の玉渕さん」、「パイプオルガンを弾く藤田さん」なども描いてみました。

今回の3つのさっきょく歌のページは、これから作るので収録されてないですが、1月に制作した12曲を紹介した「らくがっき帖」は、えずこホール(info@ezuko.com)にお問い合わせいただくと、お分けしてもらえるそうです(送料等実費)。

8月にはワタリウム美術館の「アート一日小学校」でも「らくがっき」します。


前にとわちゃんが書いてくれたテキストを思い出しました。
いつか「ふでばこの宇宙」という展覧会もしてみたいなぁ。

ふでばこの宇宙

  ふでばこのなかから宇宙がとび出しても、
  きっと平気。少しだけ驚くけれど。

 ふとくだらないことを思いつくとき、私たちは異空間へつながる道を、視界の隅に垣間見ているのかもしれない。
 「思いついちゃったからしょうがないって思って」と、彼は言う。ふとした思いつき――誰もが思いついても、馬鹿馬鹿しいと、思いついたこと自体を無かったことにしてしまうような――に対して、ほんとうに、馬鹿が付くほど正直だ。
 「腸々夫人」、「おとこ岳」、「レイン坊」、そんなしゃれでタイトルをつけられた作品に頻繁に登場するのは、顔に特徴がなく、年齢もはっきりしない男女。男の腹に穴があいて、のびた腸が女の三つ編みの髪につながっていたり、その様子は概して奇妙だが、彼らはそれが当然であるかのように無表情を保っている。それらはいわゆる“キモ可愛い”様相で、気味が悪いわりに一見近寄りやすく、私たちの意識をするりとその中に引き入れる。微かないたたまれなさを拭い去れないのは、常日頃頭に浮かんでも思考の底に葬り去ってしまうような仕様のない考えを堂々と見せつけられた、居心地の悪さからだろう。彼は、そんな私たちを肯定することも否定することもなく、決して見ないふりもしない。
 そんな作品をひとり黙々とつくり続けているのかと思えば、近頃の彼は人とかかわることを活動の中心に据えている。人とのかかわりから生じるたくさんの意外なできごとにも、彼は動じない。しかし、不感症なのではない。自分のなかに起こる思いつきに対するのと同じように、そのできごとに静かに向きあい、自身の反応さえも、密かに自ら楽しんでいるようだ。
 身近に宇宙をたずさえているひと。彼はポケットに、ふでばこに、異空間への入口を見つけたとしても、それをどうすることもなく、ともに生きる人だ。彼のマンガ『腸々夫人』の主人公は、彼女の死に際して、ショック状態にもかかわらず、「うめぇ」とごはんを食べる。だがそのとき、主人公の内部では激情が渦巻いていたはずだ。自分のなかに何かが生まれる瞬間、彼の内部にも、この主人公と同じことが起こっているのだろうか。彼のつくる壁いっぱいの銀河は、ふでばこのなかに見つけた宇宙なのかもしれない。彼の宇宙は現在も少しずつふくらんでいる、そんな気がする。

水野永遠(愛知県立芸術大学 美術研究科 芸術学領域)
*2007年当時

by ochakann | 2010-03-21 03:15 | らくがっき/えずこホール
◎さっきょく歌 パイプオルガン

手ぶくろつけてでかけましょ
アスパラ畑にでかけましょ

でかける前にカギかけて
こういうルートで行きましょう

あっというまにパイプオルガン


◎さっきょく歌 タンバリン

大きなたまごがお皿の上に乗っていた
ストローの中に豆いっぱい

お月様
お月様
お月様

しっぽが生えたらタンバリン
by ochakann | 2010-03-20 00:58 | らくがっき/えずこホール
らくがっき弟2弾です。
野村さんとまたえずこホールに来ました。

微分帖作曲
パイプオルガンのさっきょく歌

に挑戦しました。

あと、オーストラリアから来たダニエルという方がいて、英語の微分帖をひさしぶりにやってみました。ダニエルにタイトルをつけてもらって、「大河原/くるまえに」という微分帖ができました。
by ochakann | 2010-03-19 09:54 | らくがっき/えずこホール
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宮城県仙南のえずこホールで、らくがっき弟2弾があります。3月17、18日です。
アート屋台プロジェクトのブログにも書いて頂いていました。
微分本とか微分体も、紹介してみたいなぁ。

アート屋台プロジェクト in 仙南
http://yatai2008.exblog.jp/

奇想天外!らくがき×がっきワークショップ

作曲家・野村誠と美術家・宮田篤による、音楽・言葉・美術のジャンルを超えたコラボレーション。第1弾では、楽器の絵かき歌や楽器の絵を分析して作曲する方法をつくりだした。今回はそれを発展させていく。“だじゃれ”を媒介に、“がっき”と“らくがき”が結びつき、“らく”に“がっき”を演奏できる。音楽や絵が、得意な人もそうでない人も楽しめる、自由度の高いワークショップ。

日時:2010年3月17日(水)~18日(木) 両日とも19:00~21:30
会場:えずこホール
参加費:大人500円、学生300円
お問い合わせ:えずこホール 電話0224-52-3004

by ochakann | 2010-02-27 00:22 | らくがっき/えずこホール
宮城県仙南のえずこホールでの「らくがっき」は、なかなか面白く、いろんなことを考えながらの1週間でした。以下、ほとんど箇条書きです。

◎だじゃれ

ぼくにとっては作るものの自律性と駄洒落というのはけっこう深く関わっているらしい。駄洒落、音韻連想(あるいは形態連想というのか、形の駄洒落)というものが作ったものがそれとしてあるためにけっこう大事らしい。

形が一緒、名前が一緒、というのは自律度がなかなか高いのではないか、ということ。
世の中にある何億もの名前や形や意味のいくつかがつながる。そうしたらベガとアルタイル、織姫と彦星みたいに物語が生まれるかもしれない。

微分帖やらくがっき帖は本の構造に自律性があると思っていて、それがいろいろな人を参加させる土台になっているような気がしているけれど、自律した名前である、というのも大黒柱くらい大事なものな気がしてきた。

ふまじめだったり、なげやりでタイトルをつけている訳ではなくて、笑わそうともそんなに思っていないことが伝わらないときがあるのだけど、こうやって頭を整理しておくと話しやすいかもしれない。


◎うめぼし

最終日、「えんそう快」の前のお昼の時間にはカイコさんから大好物のうめぼしを頂きました。ものすごくおいしかったです。

そのあとプロジェクタを操作するために「アート屋台プロジェクト」からお借りしたプラダンドームの中で準備をしていると、なんだか「うめぼし」から来た宇宙人みたいだねと言われて、3年前に名古屋市美術館の角田さんに書いていただいた「うめぼしのひと」を思い出しました。

「ひとり縁想会」です。

うめぼしのひと(2007)

 宮田篤は油断なりません。今時の若者らしく、かつまた美術専攻の学生らしく身なりを整えてはいるものの、今ひとつ垢抜けない。素朴で頼りなさそうだが、そこそこの好青年などと思わないがよろしい。これで存外したたかです。

 宮田篤はもともと油絵描きだそうです。「そう」だと書くのは、私が作品になった油絵を見たことがないからです。だまされているとは思いませんが、彼ならしゃれで経歴を作って、作品にするかもしれません。みんなでなりたい人になったら、それはそれで面白いでしょう。

 私が知っている宮田篤は、自分を少しだけ出して、みんなにあなたはどうするの見せてと話しかける、そんな仕掛けを作る人です。その仕掛け、ゆるくて、腰が抜けるかもしれません。

 「どこにでもあって、誰でも思いつきそうだけど、あまりに単純で馬鹿らしいので、誰もしようとしない。それをする宮田はすごい」
 
 と誰かが言っていましたが、すごいかどうかはともかく、他人とかかわりあいたいという気持ちはあるようです。でも、善人じゃない。いたずら、隠しています。ひっかかっても怒らないように。思う壺ですから。
 
 「はくぶつ感」は、ゆるい仕掛けの遊びと油絵の両方が楽しめるそうです。名古屋市美術館で遊んだときは、「なんとなく美術をしている」というので「びじゅつ感」。今度は両方あわせてちょっとした回顧展のようだから、「博物館」ならぬ「はくぶつ感」かな。
 
 子どものころ、誰のふでばこも宇宙ではち切れそうだった。ずっーとふでばこから宇宙を出しつづけるのがアーティストかな、ねえ、宮田くん。

 梅干しは宮田の好物。自己紹介で他人に好物をきく。これもいつか作品になるかもしれない。

 夜空の星をつないだのは「そうぞう力」。人と人をつないだら、それも星座のように思えてくる。儚い思いだけど、目に見て感じられるようにするのは意味のないことではないよね。確かめたいのは、何より自分なんだから。

 宮田のいる「うめぼし」が地表からどれほど浮き上がっているのか、私には分からない。でも、ほんの少しの浮き上がりが、私たちとは違う空気を吸わせているのかもしれない。大気圏内異星人はこれからどうなるのか、楽しみにしたい。

角田美奈子(名古屋市美術館学芸員)



ちなみに、「自己紹介で他人に好物をきく。」のは、今では「あてっこ好物」という遊びになっています。
「たべっこ動物」の駄洒落です。
by ochakann | 2010-01-21 01:53 | らくがっき/えずこホール
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えずこホールで「らくがっき」野村誠+宮田篤の8日目(全8日)きょうはえんそう快

時間がなくてかききれませんが、野村さんが詳しく描いていただいてます。
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20100117

hippo in the bathでは即興4コマ漫画を描きました。
やってみたらできるものです。

えんそう快はいろんな駄洒落が(円奏、円走、演奏、縁想、園そう…)思いつきましたが、あぁ、「縁創」でもあったのか、と野村さんの日記を読んで考えました。
by ochakann | 2010-01-19 14:16 | らくがっき/えずこホール
えずこホールで「らくがっき」野村誠+宮田篤の7日目(全8日)明日は15:00より「えんそう快・1次快」です。ぜひ、おこしください。

会場では、らくがっき帖がもらえます。
らくがっき帖は12曲のさっきょく歌が載っている、50ページの本になりました。

◎さっきょく歌リスト

さっきょく歌 ピアノ
さっきょく歌 ハンドベル
さっきょく歌 尺八
さっきょく歌 マンドリン
さっきょく歌 鍵盤ハーモニカ
さっきょく歌 ミュージカルソー
さっきょく歌 オカリナ
さっきょく歌 トロンボーン
さっきょく歌 チャフチャス
さっきょく歌 ギター
さっきょく歌 ホルン
さっきょく歌 桶胴太鼓
by ochakann | 2010-01-17 00:40 | らくがっき/えずこホール
えずこホールで「らくがっき」野村誠+宮田篤の5日目(全8日)

「腸々夫人 子宮式の巻」が完成しました。
まず「腸々夫人」という絵を2005年に描いて、それからマンガ「腸々夫人 腸々夫人の巻」が2006年に出来て、その年に野村さんと徳久ウィリアムさんに朗読してもらって、2007年に弟2話「腸々夫人 さ行の基本の巻」を同じメンバーで朗読してもらって、弟3話はおととしの取手アートプロジェクト2008からぼちぼち描きはじめて、今年2010年にやっと出来たのでうれしいです。プラダンコミックス(製本されたもの)としても来月くらいに発行しようと思いますので、過去のものも含めて、ご注文があればまとめて作ります。

今日もまず会場にはらくがっ旗をはりめぐらす。「さっきょく歌」を10人で歌うと、あっと言う間に10枚の絵(旗)が出来てしまうので、ここ数日旗の材料がどんどんできてしまっていましたが、ほとんどをつけることが出来ました。

野村さんと17日の「えんそう快」の打ち合わせ。
1次快から3次快までの構成です。

1次快は子どもからお年寄りまでをターゲットにえんそう快。
2次快は内容がちょっとディープになるえんそう快。
3次快は片付けもしつつ音楽などもするえんそう快。

連立方程式みたいに、2次、3次となると快も複雑になってゆくようです。
いつから来ても、いつ帰っても大丈夫なようになると思います。
でも、ふつうは1次快から参加です。

今日のワークショップでは縁想して縁を想ってみたり、みんなで円奏してみたり、「えんそう快」で行われることをいろいろと考えてみました。プロジェクタを使ってのセッションが面白い。できたばかりの「腸々夫人 子宮式の巻」の漫読もしてみました。

いきなり3巻だったので大丈夫かと思いましたが、それなりに読んでもらえたかなという気がします。読み終わったら、泣いている方もいてびっくり。ピアノとギターの伴奏に、踊りのおまけ付きの漫読でした。

動画を発見
http://twitvideo.jp/005Dk
by ochakann | 2010-01-15 02:41 | らくがっき/えずこホール
えずこホール、音楽家の野村誠さんとの「らくがっき」の4日目。

白石高校吹奏楽部とのワークショップ。
ホルンのさっきょく歌ができました。

金管楽器は絶対にむつかしいと思っていたのですが、
団子とらっきょともやしにキノコで書けることが判明。
さすが「らく描っき」です。

この「ホルンのさっきょく歌」でなにかぼくと野村さんはいつもとちがう手応えがありました。
そのあとえずこホールへ戻ると、いち日まちがえてワークショップに来てしまった小山さんの持っていた桶胴太鼓でさっきょく歌を作ったのですが、これはなかなか傑作で、さっき感じた手応えのひとつが、「えかきうたはあまりはじめから何を描いているか分からないほうが楽しい」であることが分かりました。

今日もワークショップのあとに腸々夫人をかきました。ほぼ脱稿です。
おかげで書ききれないのですが、とにかくさっきょく歌がすごくよくなった。

◎ホルンのさっきょく歌

お皿がひとつありました
お団子よっつ
らっきょがみっつ

豆もやし ア ヨイショ 豆もやし

エリンギはやせ
えのきもはやせ

これでホルンのできあがり


◎桶銅太鼓(おけどうだいこ)のさっきょく歌

とんがり山が123
まあるいお池がありました

おさかなぐるぐるまわってる
お山に虹がかかったよ

家建って
屋根ついて
ひっくり返して
桶銅太鼓
by ochakann | 2010-01-14 00:18 | らくがっき/えずこホール

【ちくちく地区:井野団地/宮田篤+笹萌恵】(取手アートプロジェクト/茨城)


by ochakann