3月27日 ふりかえる10月『微分帖/ビブンマンガ/びぶんえほん』

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あいちトリエンナーレのキッズトリエンナーレにて、「微分帖/ビブンマンガ/びぶんえほん」というワークショップをしてきました。とにかく、色んな方がいらして、あっというまの2日でした。

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今回はその場で参加できる『はなしのたね』『ふせん詩』と、2日間かけて行うメインプログラム『微分帖/ビブンマンガ/びぶんえほん』の2本だてにくわえて、『ことばの小さな壁』という、いままでの微分帖から子どもや親子向けに選んだおはなしの展示もおこないました。

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『はなしのたね』は広島市現代美術館での「ことばの森」のときのように、微分帖の1枚目を書いていくプログラムです。2日間のあいだに、スタッフやほかの参加者がお話を増やして、置いていった「たね」が微分帖になって、『ことばの小さな壁』に生えてきます。

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『ふせん詩』は今回あたらしくはじめてみたプログラムで、『ことばの小さな壁』の微分帖を読んでみて、なんだか心にのこったお話に目印をつけてみます。読んだ印象などから、ふせんを切って貼ってみます。色んな年齢の参加を期待しているのと、「ことばの壁」がもっとおもしろい壁にならないか、という実験でもありました。

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『微分帖/ビブンマンガ/びぶんえほん』は2日間のプログラムでした。トリエンナーレの募集から、ゆいちゃん・おとちゃん・おとちゃんのお母さんが参加してくれました。このプログラムでは会場の奥に微分帖ラボをつくって、そこでスタッフともどもゆっくりじっくり微分帖で遊んだり、ふつうにおしゃべりしたりしました。また、川口市メディアセブンのときのように、完成した微分帖からいくつかを選んで、びぶんえほんを制作したりもしました。

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最近の微分帖をする場所だと、なかなかこんなにゆっくりとできないことも多かったのですが、2008年に微分帖を初めてあそんだ、長者町エビスアートラボでの「としょ感」のときなど、初期の微分帖はこんな感じで微分帖をしてもいいし、しなくてもいいような場所だったりもしたので、このゆとりも、やっぱりいいな、と感じました。

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このおかげで、メインプログラムの参加者やスタッフが、その他のプログラム全体にも関わってゆけたり、あと、ふらっと来てくれた友人や知人をゲスト参加者にしたりとか、ちょっとした脱線ができるようになって、いつもとはちがう展開があって良かったです。*写真は、メインプログラムの参加者が、「はなしのたね」のお話を描き足して微分帖にしたものを、たねを置いたあとおとなりのプログラムに参加していた「たね主(はなしのたねを描いたひと)」をたまたま見つけて、こんなはなしになったよってじきじきに紹介しているところです。

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また、今回もやはり、手伝ってくれたみなさんに楽しくしてもらった現場でした。ぼく個人としては、「はなしのたね」のおはなしは、はなしのたねを描いたひとの知らないところで微分帖になってゆくんだろうな、と思っていたのだけど、微分帖ラボのみなさんの素早い作業によって(微分せよ、秒速で。という合い言葉が生まれた。)かなりのおはなしが、その場で微分帖になり、たね主に紹介されていました。

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自分のつくったはなしの結果がすぐ見れるのも面白いけど、どんなおはなしになるのかな?と想像して帰るのだってあそびとしてぼくは良いと思ってはいるんですが、今回の現場は、この微分やりまくりによって雰囲気にものすごく活気があって面白かったし(微分帖なのに!)、途中からは、そのおかげで、ちがうプログラム同士がいっしょにあそべたりして、気づかないうちに、ひとりでは得難い経験になっていたと思いました。

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これは本当に今回の収穫で、手伝ってくれた人のほとんどが作家の友人で、微分帖を良く知っていてくれたからだったりするのかもしれませんが、自分でつくった仕組みから、思ってもみないパフォーマンスが生まれた瞬間でした。*写真は「微分の壁」にぶつかり頭を抱える、微分帖ラボの研究員。

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また、「ちくちく地区」の制作パートナーの笹萌恵と一緒に、「微分の公式」のちくちく地区をつくってみました。これから、微分帖の現場では毎回これをかざってゆこうかと思っています。ただ、詳しくどういう式なのかはよく分かっていません…。

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「まいあさ」のはなし
「わたしまじょ ここパンツ」のはなし
「くさったさつまいも」のはなし
「お立ち台」のはなし
「てきと戦って地球の平和を守ってからトリエンナーレにきた」はなし
「つぼみ」のはなし
「20年前の殺人事件」のはなし
などなど、水色の微分帖が、今回できたものです。
このほかにも、たくさんたくさんお話ができました。

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by ochakann | 2014-03-28 00:17 | ことばの壁

【ちくちく地区:井野団地/宮田篤+笹萌恵】(取手アートプロジェクト/茨城)


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