4月12日 divisional note

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ひと月くらいやっていた「としょ感と図書館」と、大阪で半月ほどやっていた「digmeoutEXHIBITION2010 OSAKA」が、昨日でおしまいでした。

「としょ感と図書館」は微分帖をプレゼンしてみる展覧会で、こんなことをしたら微分帖のやり方とか面白さが伝わるんじゃないか?と思ったことをどんどん実験してみました。

微分帖を微分本にしてみたり(これは微分帖が逆に「本ではない」ということだと思った)、微分体という映像をつくってみたり(これはその後の微分帖作曲の面白さにつながり、これから微分帖戯曲の素にもなるかもしれない)、巨大な「微分帖のできるまでマンガ」を描いてみたり(大きくまとめて描くために簡潔さがちょうどよく出たかもしれない)、まだ忘れてることもあると思いますが、とにかく「思いついちゃった」ものをどんどんやってみた展覧会でした。

そしてその結果、ぼくがいない場所で「来日アフリカ人」という微分帖ができて(川口の天狗という飲み屋さんでらしい)、関心空間というサイトで紹介までしていただいたので、ぼくのいないところで「微分帖をプレゼンしてみる」展覧会は、なかなかプレゼンできていたのかもしれません。

ひとつ残念だったのは、微分帖と関係のありそうな本をたくさんピックアップしてきたのに、色々思いついてほとんど読めなかったこと。でも「即興文学の作り方」という本に出会えたのはとてもよかった。

そして良かったのは、メディアセブンで担当してくれた樋熊さんが、終盤にかけて色んなことを勝手に考えてくれたことで、始めはサポートというか色んな回りのことをやってくれていたのだけど、それがちょっとずつ共犯みたいになっていったのが良かった。

樋熊さんのひとことからできました
http://twitter.com/divnote

これで1月の「らくがっき」からのどたばたが一度おしまいです。2週間ほど置いて、5月からこんどは黄金町滞在制作〜アートフォーラムあざみ野〜広島市現代美術館、ワタリウム美術館と、また9月末くらいまでどたばたします。
by ochakann | 2010-04-13 01:44 | ことばの壁

【ちくちく地区:井野団地/宮田篤+笹萌恵】(取手アートプロジェクト/茨城)


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